Q.19で触れましたが10月5日の話し合いが決裂し6日にAAが犬を持ち込むことが決定的となりました。地元の反対規制同盟も対策を練っていたようですが、事態は日付が変わると同時に動き出しました。
今後も事態は刻々と動くと思われますので、時系列で表にまとめ逐次追加して行きます。
日時 | AA側の視点 | 高島市の行政・住民側の視点 | AAの発言等からみる疑問点 |
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10月6日 | 10月6日から連休のため行楽客や観光客が多く来る滋賀県の混雑を避ける夜中の移動をした。 | 地元には10月5日22時ごろAAが約40頭の犬を積んで大阪の事務所を出たという情報が入り、地元は彼らの到着に備えた。 | AAのHPトップページで「早朝・深夜の電話は眠っているワンちゃんに支障が生じます。」と言いながら夜中に2時間のも及ぶ長距離移動させる動物愛護団体があるのでしょうか? |
現地に到着したのが6日未明1時頃。先にシェルターにて待機していたスタッフから連絡で、地元住民が集結しバリケードを築いている報告を受けていた。その報告を受け、地元高島警察署に応援を求め現場へ向かう。現場では想像を絶するバリケードと人だかりで、およそ200人を超えていただろう。 | 地元住民、市議、市長、県議など約250名が立て看板をバリケード代わりにこれと対峙した。 | 事前に現地スタッフから連絡を受けているのならば混乱を避ける為に犬を降ろして人間だけで現地に向かうべきではないのだろうか? | |
住民に対して警察が説得に当ったが、平行線で前に進まない。高島市役所部長を介して話し合いについての交渉が続いたが、市長は高島市内の土地には1頭たりとも降ろさせてはならない。と、回答した。 | 市の部長が交渉に当たることなり現場での解決策を模索したが、地元関係者の気持ちは阻止一点であり、緊迫感が高まる集団を背に曖昧なことは市長として受け入れられなかった。 | ||
その回答を聞いたAA代表はこれ以上、犬たちをこういう辛い状態に留めて置く事は出来ないと、撤退を決めた。立ち往生している間、一歩も車内から出る事も出来ず、閉じ込められた状態で、尚且つ、反対派からは3台の投光器のライトアップを車正面から顔面に照射され、覆うタオルも無く、多くの罵声と罵詈雑言の嵐の中、何故、我が施設に戻る正当な行為に対して、このような異常な仕打ちを受けるのかと憤りも出たが、犬達のためにと我慢を続けていた。 | 人が車内から降りる事を誰も妨げている訳が無い。仮に降りても現場が騒然とすれば警察官が割って入る。また人が施設に入る事を妨げていたのか?タオル等の不備は自身の責任であり地元住民には何ら関係のない事ではないのか? | ||
夕方、意を決して再度滋賀に向かうこととした。理由は遠方からこの連休を予定して滋賀シェルターに来て頂くボランティア参加者を迎え入れるため。犬達のお世話が出来ないのであれば、物資や施設の片付けなどやる事は一杯ある。当日、シェルター施設に泊り込みで参加される方が5名であるが、後2時間ほどで到着するという。保護犬を連れての施設入りは無理であるならば、仕方ないので飼犬だけを連れて行こうと7頭を車に積んで出発した。 | 20時ごろ団体が再び高島へ来る連絡があった。 | 何故この混乱の中あくまでも犬を前面に持ち出して移動しようとする意図が理解できない。犬を連れて行けば深夜の睨み合いと同様の事態が起こることは安易に想像できる。またボランティアとの調整は自宅に固定電話しかない時代ならともかく、今は携帯でも連絡が取れる時代である。またこのような事態になっている状態でボランティアを施設付近に近づける事は危険な事も想定できるわけで朝の時点で待機させるのが策ではないのか?団体を預かる者として明らかに判断ミスを犯しているのではないか? | |
安全確保の警備の関係から、高島警察署に立ち寄り、相談をした。警察が地元代表2名を呼び、再度、シェルター入りする事情を説明し理解を求めた。 | 警察に呼ばれた地元代表はその場で何の約束も出来ないので話し合いを拒否。 | ||
反対派に集まるのは住民だけではなかった。何の利害関係もない人間が、騒ぎを大きくし、不安を煽り、煽動していたのである。お年寄りの多い村に、何処からとも無く現れた若者達が反対派の半数近くを占めている。 | 湖西つれづれのてつ@管理人氏が地元住民に聞いた話によると「京都や大阪など、大学や働きに出てる息子や孫たちが、土日を利用して帰ってきて、同じ市内の同級生たちと参加した」という事らしい。また現地に居た人の話でも高島生まれの青年がこの件を聞き危機感を覚え地元に帰って来たと言う話もある。 | ||
まず、警察は、バリケードを公道上から排除しなさい。と、勧告をした。住民側は勧告に従わなかった。「帰れコール」が静かな村に木霊している。しばらく間をおき様子を見た警察は、これ以上、警告に従わないのであれば強制的に排除します。怪我をしては困るので離れなさい。と、再三、拡声器で呼びかけ注意をしていた。 | 警察は道路交通法を適用し地元住民の自主的な撤去を勧告する。従わない場合は強制排除も示唆。 | ||
睨み合いのこう着状態が2時間以上、経過した時点で警察は実力行使を開始し、バリケードにしがみ付く住民を排除を開始。バリケードには看板が前にあり、住民を前面に立たせ、3重盾までは他府県の若者が立ち、その後の5〜6重の人達はお年寄り、女性たちである。これ以上、実力行使を実施すれば、怪我人が出るかもしれないし逮捕者が出るかもしれない。そうなれば大変な事になっていくので、それは避けなければならない。との警察の判断だ。 | 警察は、強制排除か自主的に撤去するのかを現場の人達に問うたが、地元住民の答えは、強制撤去でも結構と言う結論に達した。大看板に警察と地元住民が手をかけ、互いに引っ張り合いとなった。 | 湖西つれづれのてつ@管理人氏が地元の方に聞いた話によれば「最前列こそ若者や体力のありそうな人をならべていましたが、2、3列目はお年寄りや地元のおっちゃんおばちゃんということ」らしく、またバリケードの先頭に立っていた人も「他府県の若者など居なかったような気がする。声出してたのも地元住民がほとんどだよ。」と語っている。 | |
実は、この騒動を起こしている地元民以外の動きがあるということだ。地元の方々は、ここまでの騒動を望んでいたのではない。気軽に反対運動家の甘い誘いに乗ってしまったのだろう。 | 湖西つれづれのてつ@管理人氏が地元の女性の方に聞いた話によれば「反対運動家?無しの地元の会合で、『進出は絶対反対!』と決意を新たにしたということでした。」とある。車内から暗闇の外を眺めていて、何処で反対運動家の話を聞けたのであろう? | ||
7日午前零時すぎ、車は立ち去り、警察も住民に看板の撤去などを指導して引き上げた。 高島市今津町酒波地区の長い1日が終わった。 |
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10月9日 | 犬の搬入無しでシェルター内に入る。 | 滋賀県庁にて高島市海東市長が今回の件に関して嘉田知事に愛護団体への指導を要望。 | |
10月10日 | 犬の搬入無しでシェルター内に入る。 | 高島市の広報動画サイトインターネットテレビ 高島みてねっと!で6日の現地の様子が公開されています。(WMPですので一部の方は閲覧できない場合があるようです。)「ドキュメント10月5日深夜から(H19.10.10登録)」をご覧ください。 | |
10月11日 | 午後7時半から、犬舎施設近くの集会所前で住民約80人に反対期成同盟代表が「(AA代表が)話し合いの日までは犬を持ち込まないと約束した」などと説明。住民も同意し、監視行動の解除を決定。 高島市の広報動画サイトインターネットテレビ 高島みてねっと!で11日の看板撤去の様子が公開されています。(WMPですので一部の方は閲覧できない場合があるようです。)「犬持込み問題監視体制の解除(H19.10.16登録)」をご覧ください。 |
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10月21日 | 第3回の話し合い。 | ||
11月6日 | 第4回の話し合い。 | ||
11月10日 | 反対期成同盟関係者がAAシェルター建物を視察。 | ||
11月27日 | 地域住民の合意無く施設に犬20匹搬入。 | ||
12月9日 | 正式に犬舎施設を開所。 | 反対地域住民約200人が施設付近で開所に抗議するデモを行進をした。 | |
12月14日 | 高島市議会にて大森六己議員が「アークエンジェルズと300日の行動について」と題して一般質問を行う。(議会での質問の映像はこちら[.wmv形式です]) |
以上の流れの中でも彼らは夜中に移動するなど、まるで夜襲をかけるような事をしています。AA自身に間違いが無いと思うならHPも持っていて、高島市とも連絡できる状態です。堂々と到着時間を伝え、正面から入れば良い筈です。不審な行動をするから地元はさらに不信を募らせるのではないでしょうか?
日本国憲法を読み上げる前に人としてやるべき事があるように思います。「小さな命を救う」と言う信念があるならば地元の説得など苦になんてならないのではないでしょうか?
以上を読んでみてもう少し詳しくこの問題を知ってみようと思う方はこちらのページにどうぞ→→→アークエンジェルズの真実
やっぱり他をあたってみて別の意見を見てみようとお考えの方、AAのページをお探しの方はこちらへどうぞ→→→